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【20/6月期】 アマゾン($AMZN)決算発表。CFOコメント、質疑応答まとめ

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Amazon, INC($AMZN)の決算内容

決算サマリー

 2020年6月期2019年6月期変化率
売上$88,912M$63,404M40%
営業利益$5,843M$3,084M89%
営業利益率6.6%4.9%35%
純利益$5,243M$2,625M100%
EPS10.55.22101%
自己資本比率27.6%28.5% 
流動比率109.7%118.1% 

売上、営業利益、営業利益率推移

事業別の売上、営業利益

AWSサービスの営業利益率31%の3500億(49%増)、利益額も破格です。

Net Sales:売上
Operating expenses : 営業費用
Operating income:営業利益

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシートの変化(最新左・前年同期右)

CFO コメント

Brian Olsavsky — Chief Financial Officer

・営業キャッシュフローは、12か月合計値比較で、42%増で510億ドルとなった。(2019July-2020June) vs (2018July-2019 June)
・フリーキャッシュフローは、250億ドル→319億ドルに増加となった。
・第二四半期の全社売上は889億ドルとなり、対前年同期比で40%増となった。
・営業利益は対前年同期の31億ドルから58億ドルとなり、89%増となった。
・純利益は、52億ドルで、一株当たり利益は$10.3となった。

・アマゾンのQ2は、非常に特異な四半期だった。前回の決算発表でもコメントしたが、3月時点で顧客需要の急増を見ていた。それがQ2を通して継続される形となった。

・Q2においては、COVIDに関連する特別な経費を4000億発生した。顧客と従業員の安全面を確保するための製品購入や、最前線で働いている従業員に対する特別手当を充当した。(時給アップとサンキューボーナス)

・初期のころから、食料品と消耗品製品について強い需要があった。

・特にプライムメンバーからの顧客需要の増加が大きな売上増の要因だった。今期プライムメンバーの高いエンゲージメント(顧客との関わり合い)を見た。我々は顧客に対して、特に食料品についてのオファーに関するアプローチを行い、食品のオンライン販売は3倍となった。

・プライムメンバーの契約継続率も向上し、メンバー成長率もUS,全世界で向上した。その結果プライムビデオのストリーミング時間も倍増した。

・我々は、17万5千人の従業員を新たに契約し、現存する物流センターのキャパシティーを増強することができたと同時に、この失業者が増えるパンデミック下で多くの雇用を生み、社会に貢献することができた。

・AWSは、年間430億ドルのビジネスにまで成長している。(過去12か月の累計)
この一年で100億ドルの成長があった。コロナの影響で産業ごとにバラツキはあるものの、顧客の使用率は非常に高く維持している。

・Amazonインドにおいて、8月6日と7日に、プライムデーを予定している。

・人々はこのような予期せぬ環境の中で、オンラインでの買い物に頼っている。我々は全力で顧客を満たすためのキャパシティーの増加に努める。全世界のアマゾンの従業員に対して最大限の感謝を申し上げたい。それでは、続きはQ&Aセッションで。

主な質疑応答

J.P. Morgan — Analyst
「AWSにおいては、$430億ドルのランレート(過去12か月の累計売上の推移)となり素晴らしい。ITの意思決定における環境について、バーティカル業種ごとのトレンドなどあればコメントいただきたい。そこに対してアマゾンは成長を加速することができると思うか?」

CFO
「現状は、AWSのセグメント別の売上を見ると、にサービス業、旅行関連の顧客は特に経費節減に最大限とりくんでいる。我々は彼らのコスト削減についてサポートしている。短期的には彼らの使用率の低下はマイナスだが、顧客との関係性を長期的に維持するためにも最大限の協力している。これが今一番大事なことだと考え、最大限のヘルプをしている。

オンプレミスの環境では、スケールアップ、スケールダウンのフレキシビリティが著しく低いので、顧客も変動費を重視したクラウド環境への移行を進めている。このような環境では彼らにとってサーバーなどの固定費が重荷になっていることが多い。このような移行プランを加速していて、一夜にしては変わらないが、その方向に各社が向かっていることは事実だ。」

Analyst
「オンラインの浸透カーブはどのようにシフトしていくのか考えを教えて欲しい。」

Brian Olsavsky — Chief Financial Officer
「特に顕著なのが食品関連のオンライン需要の浸透だ。これらはこのパンデミック下で、プライムメンバーを中心に想定よりも急増した。今後も継続して、頻繁にこのサービスが継続使用されることを望んでいる。浸透率が維持できるかを慎重に見極めていく。

プライムメンバーの増加しているので、顧客とのエンゲージメントを維持し、成長させるためにこれは良い兆候だ。」

総括、まとめ

Amazonの決算、非常に力強かったです。株価も、決算発表後、時間外取引で+4%と伸びを見せました。AWS事業の売上、営業利益の増加、アマゾンのオンラインビジネスの成長とパンデミックを味方につけて成長を見せ付けました。

キャッシュフローも安定した成長を見せていて、12か月累計で5兆円以上。額が化け物じみています。

株価も、昨年二の足を踏んでいましたが、、コロナを追い風に変えて、右肩上がりを見せています。それだけの+影響を見せ付けた決算となりました。

アマゾン、強し。

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