【20/6月期】 フェイスブック($FB)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

Facebook($FB)の決算内容

決算サマリー

 2020年6月期2019年6月期変化率
売上$18,321M$16,886M8%
営業利益$5,963M$4,626M29%
営業利益率32.5%27.4%19%
純利益$5,178M$2,616M98%
EPS1.80.9198%
自己資本比率79.1%75.8% 
流動比率602.5%439.9% 

売上、営業利益、営業利益率推移

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシートの変化(最新左・前期右)

自今資本比率、流動比率が高すぎます。ここまで良いバランスシートはあまり見たことがありません。。自己資本で12兆円もあり、その中の内部留保も6兆円ほど。桁違いで驚きです。

ザッカーバーグCEO コメント

マークザッカーバーグCEO

・参加いただきありがとう。

・今期に入った初期の頃に予測していたものと比べると、非常に力強い四半期となった。営業利益は60億ドルで、32%の営業利益率、これに16%の法人税が引かれ、純利益は52億ドルで、EPSは1.8ドルとなった。

・Facebook daily active users (DAUs) – DAUsは平均17.9億人で、対前年同期比で12%増となった。
・Facebook monthly active users (MAUs) – MAUs は27億人で、対前年同期比で12%増となった。
・現金と有価証券などの流動資産は、582億ドルとなっている。
・従業員数は現時点で52534人で、対前年同期比で34%増となった。

・今では、31億人がFacebookのサービスを使用してくれていて、1.8億のビジネスが我々のツールを使い顧客と繋がっている。900万に及ぶアクティブな広告主が多々のサービスを利用してビジネスをオンラインにシフトしている。

・ 昨日の公聴会で話したが、ハイテク産業はアメリカのサクセスストーリーだ。我々が、作った製品がより良い世界に変えて、人々の暮らしを向上させる。我々の産業はアメリカご価値を世界と共有し、最も強い経済をもたらすものと考えている。FBはその物語の一部でいたいと思っている。

・COVIDが表れてから、人々は友達や家族と継続して関わりあえるように、また店舗がクローズしている中、ビジネスをオンライン上で運営することができるようにするために、多くの人が我々のサービスを使ってくれている。すなわち、FBのサービスは過去に比べて重要性が増してきている

・20年前に、インターネットが無い時代に、このようなパンデミックが起きていたら、ということを想像してほしい。FBのようなサービスももちろんなく、人々が家にこもっていれば友達や家族ともつながりを持つことは難しかっただろう。今では人々が毎日の経験をシェアし、グループでコミュニケーションを取り、大部分の人がFBを利用してくれている。

・多くのコンテンツが政治や、ニュースや、間違った情報であると誤解されているかもしれないが、これはクリアーにしておきたい。これは本当にごく一部のものだ。FBはさらに有害なコンテンツを減らすように計画しているし、報道はされていないものの、人工知能のシステムを使ってすでに90%の差別的な投稿を削除している。さらに向上させることをコミットしたい。

・また我々のビジネスは一部の大きな広告主に依存していると誤った情報を持たれているように思う。すべての企業に平等に、FBのプラットフォームを提供していて、最も大きなパートを占めるのが、顧客へのアクセスが重要な小規模ビジネスだ。

・FBは、Messenger Kidsのサービスを143の新たな国に展開し、多くの両親が子供に友達とのつながりをリモート環境で継続するための方法を模索している中、多くの家庭にサービスを提供することができた。

・AR/VRのハードウエア製品も販売は良くなってきている。

・私は、FBが作ったサービスによっていかに人々の生活が向上したかということに誇りを持っている。すべてのFBにおいて重要な業務に従事している従業員、すべてのパートナーとすべての利用者に対して感謝申し上げたい。

主な質疑応答

Morgan Stanley アナリスト
「50%の従業員は今後10年間リモート環境で働くとアナウンスがあったが、どのような計算をして、どのような効率化の効果が出るのかを教えて欲しい。」

マークザッカーバーグCEO
「私がこれを推進しているのは、より有能な人材がFacebookで働くことに魅力を持ってもらいたいからだ。これはコスト削減を主な目的ではなく、そこをゴールにはしていない。オフィスにおける消耗品などは節約できるだろうが、リモートワークの従業員を一時的にオフィスに呼ぶときに、出張が増えるなどもあるかもしれない。重要なことは有能な人材確保をゴールとしていることだ。」

Barclays アナリスト
「トップ100の広告主が占める広告収入が、4年前の20%から最新の16%まで減少したとあったが、中小企業のビジネスの比率が増えているということで、現状のコロナの影響で苦しんでいる企業がいる最中だと思う。すでに6千万の中小企業がFBとビジネスを行っているが、その浸透率は上がっているのか?」

CFO
「多くのスモールビジネスは苦しんでいる一方で、ビジネスをオンラインにピボットさせようとしている動きもある。1.8億ものビジネスが無料ツールを利用していて、900万の広告主がいる。多くのビジネスにおいて、小売店に顧客が足を運ばないため、オンラインで見つけないといけない。すでに膨大なコンシューマーがFBやInstagramを利用しているので、彼らのビジネスがFBを利用し、最終的に広告主にもなるようなシフトが、COVIDによって加速されているのを見ている。」

総括、まとめ

Facebookも、コロナの影響を追い風に変え、好決算を発表しました。大企業が広告をボイコットする中でのこの好決算は、FBのビジネスが一部の大企業の広告主に依存しておらず、多くの中小企業も含めた多様性のあるビジネスがによって成り立っていることをあらためて証明しました。ザッカーバーグ氏のコメントでも、Facebookが正しいことを行っていて、多くの人が憶測で判断していることについて苦言もあり、それを結果で証明したような形になりました。

アクティブなユーザーがコロナ環境で増加したことが最大要因ですね。リモートワークが主流となり、より多くの人がオンラインでニュースをチェックしたり、友達と繋がったりと多くのエンゲージメントが生まれたことが広告収入の増加に寄与しました。

大手広告主も減少した中で、FBが好決算を出したことは、良い意味で裏切られた感じがします。ザッカーバーグ氏も、いろいろ批判を浴びた四半期だったので、FBの力強さをアピールするようなコメントが印象的でした。

今後もFBの動向をモニターしていきます。

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