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【20/9月期】 プラグパワー($PLUG)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

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Plug Power($PLUG)の事業内容

PLUG Powerの水素燃料電池は、ウォルマートやアマゾンなどの物流倉庫にあるフォークリフトに使われていて、将来的に長距離トラックなどに使用していこうという大規模なプロジェクトを進めています。United HydrogenとGiner ELXという会社を買収し、水素燃料電池に関わるすべてのサプライチェーンをすべて自社で行う体制が整いました。株価については、コロナで安値の2.76ドルを付けてから、現在地は昨日の終値で26.8ドルと約10倍と破竹の勢いで急騰しています。8月、9月はずっと12~13ドル付近を行き来していましたが、大統領選挙を終えてから順調に株価を伸ばしている状況です。

Plug Power($PLUG)の決算内容

決算サマリー

  • Plug Power (NASDAQ:PLUG):
  • Q3 Non-GAAP EPS -$0.04 vs 予想 -$0.07;
  • 売上 $106.99M (+79.9% Y/Y) vs予想 $105.76M.
  • FY20 ガイダンス: Gross billings $325M-330M vs $310Mから上方修正
  • FY21 ガイダンス: Gross billing $450M.
  • FY24 ガイダンス: Gross billing $1.2B; 営業利益 $200M、 EBITDA $250M

営業利益、営業利益率推移

EPS(一株当たり利益)推移

最新バランスシート

プレゼン資料①

プラグパワーは、2024年に、売上$1.2B、営業利益$200M、EBTDAマージン$250Mの会社目標を掲げ、投資家にコミットしています。目標に対して順調に進んでいることがアピールされました。

プレゼン資料②

ヨーロッパでは、クリーンエナジーに対しての大規模な投資がアナウンスされていて、プラグパワーにも追い風となっています。欧州の水素経済のリーダーになるための戦略を実行していくと強調していました。

CEO コメント

プラグパワーのQ3のカンファレンスコールに参加していただきありがとう。
今期は1.26億ドルの総請求額(Gross Billing)を達成した。これは、2019年Q3から106%の増加となった。この四半期は、今後数年間の当社のビジネスモデルの力強さを表している。ご存知の方も多いうが、2024年には20%のEBITDAを目標にしている。

そして事業の加速を強調するためだけに、2018年通年でGenDriveを約5,000台を出荷したのに対して、前四半期だけで4,000台出荷となった。また、今四半期は1,300のガソリンスタンドを購入したが、これもまた記録的なものだった。

オンロード車の展開
この事業は想定通り成長しており、オンロード車や大規模なバックアップ電源システムに進出している。まず、オンロード車では、Linde, Doosan, Lightningとの取引がある。また、4社目の大型OEMもあり、欧州でのテスト用に車両を展開している。オンロード車市場に対する私たちのアプローチは実にシンプルだ。

データセンター向け新規開拓
私は、データセンターの顧客と今は物流の顧客を見つけることの両方のための機会があることにワクワクしている。自動車の特定地域での内燃機関の導入を制限するのと同じ規制が、大規模なバックアップ電源システムのためのディーゼル発電機の導入にも影響を与えているからだ。私たちは水素燃料電池が本当にこの要件を満たす唯一の実行可能なソリューションだと信じている。もっと重要なのは、どのお客様からも同じように言われていることだ。

グリーン水素生産プラント建設
2024年までに100トンのグリーン水素を生成する5つのグリーン水素プラントの建設の進捗状況にも注目したい。私たちは、ApexとBrookfieldとのパートナーシップを発表し、太陽光発電、風力発電、水力発電でグリーン水素の供給源を提供している。現在、2つの新しい水素プラントの設計段階にある。2022年末までの完成を見込んでいる。私たちは、最近のUnitedの買収から得たプラントの運転と設計の専門知識と、Giner ELXの買収から得た再生可能エネルギーをグリーン水素に変換する能力を活用している。グリーン水素の需要は、現在の顧客の持続可能性の目標と密接に結びついています。プラグパワー社は、2024 年までに、当社の社内需要が 1 日あたり 100 トンに近づくと予測している。

◆ギガファクトリー建設
投資家の皆様の関心事としては、ギガファクトリーの建設が進んでおり、選挙が終わったこともあり、建設地の発表も近いうちに行われる。設備も整ってきており、最初の生産は2021年Q2の後半になると予想している。

主な質疑応答

アナリスト
「これは本当に印象的な結果だった。このような業績が今後数四半期にわたって持続可能かどうか、見解を教えて欲しい」

CEO
「それは良い質問だ。ガイダンスではQ4を上昇修正したように、良い結果が届けられると思っている。一歩下がって見てみると、非常に重要な項目として、次にベースとなる重要顧客の発表だと思っている。我々のEVPのJoseが、4つの顧客(New Yorkに2つ、北米に2つ)と協働しているが、どれが次の重要顧客となるか。また、大規模なバックアップパワーシステムや、オンロード車についての発表も、2024年の売上目標達成に向けては非常に重要だ。目標に向けて継続してモニターしていく。」

アナリスト
「バックアップ用の発電ステーションの機会については、2024年までに$250Mドルの一部を目標にしていると思うが、どのような進展が期待できるか?また、長期的な目標を達成するためには、どのくらいの顧客が必要だと思うか?」

CEO
「1つ目は、あなたの言う通り、このビジネスの初期段階では、大規模な顧客やデータセンターの大規模な所有者に関連することが多いと思う。あなたが知っているような企業とも話をしている。それが最初の成功の鍵になると思うが、現在の物流の顧客の中にも、そういった顧客がいるかもしれない。最終的には、大規模なディーゼル発電機は、政策的な圧力や顧客からの圧力をますます受けることになるだろう。また、大規模なディーゼル発電機を設置することが許されていない都市にホテルを建設し、そのようなモデルや市場への参入方法を考えることが、今後の活動になると思う。私は、これは本当に大きな市場機会だと捉えている。まず、大規模な顧客と一緒にビジネスの成長を模索していく。」

アナリスト
「これまで聞いてきたよりも、あなたはとても強気で且つ楽観的なコメントが多かったように思う。とくにバックアップの発電の機会について。この3か月の間でどのような変化を見てきたのだろうか?2つの買収が大きく影響しているのか?」

CEO
「主に変化したのは、顧客やユーザーからの声を聴いているからだと思う。私はマイクロソフトとパネルディスカッションをしましたが、マイクロソフトはなぜ水素が将来のデータセンターに適したソリューションであるかを説明した。また、2024年までには内燃機関とコスト競争力を持つようになると考えているとのことだった。このような強気の意見は、物流業界のお客様からも聞いている。最後に、電解槽を備えたフルシステムソリューションを提供する当社の能力と、水素を供給する能力が、大規模なバックアップ電源として重要になってくると思っている。」

総括、まとめ

CEOの言葉には、、かなり事業が順調に進んでいて、楽観的なコメントが多かったように思います。アナリストからは、Bullish(強気), Optimistic(楽観)すぎないか??という質問に対して、超楽観的なコメントで返答しているのも印象的でした笑。

グリーン水素プラント、ヨーロッパ事業の牽引、データセンター向けバックアップ発電の需要、ギガファクトリー建設、オンロード車の拡大など、2024年にターゲットにしている数字に対して、On Trackであることを強調していました。

実際に数字もついてきていて、ガイダンスも上方修正したこと、また大統領選も決着し、クリーンエネルギーに注力すると明言しているバイデン氏が選出されたことも受けて株価は急騰しています。あまりに上がりすぎているので、、どこかで調整が入るかもしれませんが、決算が良かったのと、さんざん勿体ぶって匂わせていた大型新規OEMの獲得、重要顧客の獲得発表があれば、今後も株価に追い風があるかもしれないですね。

時価総額は1.2兆円ほどまで上昇しています。次回以降の決算の中で、少しでも不安要素が表面化した時が怖いですが、$PLUGの快進撃に今後も注目です。

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