【20/7月期】ヴィーバシステムズ ($VEEV)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

VEEVA Sysems($VEEV)の事業内容

2007年にクラウドソフトウェア企業として,Peter Gassnerが創業しました。事業内容は、製薬、ライフサイエンス業界向けにのCRM、CLM機能を融合したクラウドソリューションを提供しています。

CRM(Customer Relationship Management)
CLM(Closed Loop Marketing)

社長のPeter Gassnerは、オレゴン州立大学でコンピューターサイエンスの博士号を取得し、IBMに入社、その後セールスフォースでテクノロジー部門のSVPを務めたのち、Veeva Systemsを立ち上げました。(現在では、ZOOMの取締役も務めています

セールスフォースの得意分野のCRMを、製薬業界向けに特化したサービスとして進化させ展開しています。MRの業務を簡略化し、医療従事者チャネルのKPIデータを収集し、医療従事者ごとに適切なマーケティングを展開するために効率化できるツールです。

本社はカリフォルニアのPleasanton↓です。今日はそのVeevaの決算内容について深掘りしていきます。

VEEVA Sysems($VEEV)の決算内容

<決算結果vs予想>

EPS:$0.72S vs$0.64(予想) 〇
売上高:$353.7M vs $340.12M 〇

<ガイダンス>
Q3 
EPS:$0.66〜0.68 vs$0.63 〇上方修正
売上高:$360〜362M vs$347.03M 〇上方修正

FY21
EPS:$2.64〜2.67 vs$2.56 〇上方修正
売上高:$1.415〜1.42B vs$1.39B 〇上方修正

決算後のアフター市場で株価は4%上昇しました。

決算サマリー

 20年7月期19年7月期変化率
売上$354M$267M32%
営業利益$90M$74M22%
営業利益率25.5%27.7%-8%
純利益$94M$79M18%
EPS0.580.516%

営業利益、営業利益率推移

Veeva、圧倒的な右肩上がりの売上成長、さらにVeevaの素晴らしい点は、既に営業利益を十分に生み出していること。多くのSaaS企業は成長に軸足を置いて赤字の企業が多いですが、Veevaはこの成長率で且つ営業利益を生み出している優良企業です。

EPS(一株当たり利益)推移

一株あたり利益も着実に伸ばしています。

最新バランスシート

自己資本比率も高く、流動比率も抜群。固定負債が非常に小さく、超優良企業のバランスシートです。他のグロース企業と比べても、素晴らしい経営状況だと思います。

CEO コメント

第2四半期は好調だった。総売上は3.54億ドルで、前年同期比33%増だった。サブスクリプション収入は前年同期比31%増Non-GAAP営業利益率は41%だった。

また、通期の総売上のガイダンスを上限14.2億ドルに引き上げており、これは3月に提示した当初のガイダンスを上回っている。これは、製薬業界がCOVID-19にどのように適応しているかを理解する時間が増えたことで、下半期の見通しが改善されたことを反映した。

臨床研究施設の再開に伴い、より多くの臨床試験が再開されている。中断されていた研究のうち、約半数が再開している。同時に、遠隔診療については、全体の10%に達している。これは数ヶ月前のピークであった30%からは減少しているが、パンデミック前の1%を大幅に上回っている数字だ。全体的に見て、業界はデジタルへのアプローチを再考しており、これは現在提供しているサービスや将来の戦略と合致している。

今期は、6月に開催されたVeeva Commercial Summitで発表した、MyVeeva for Doctorsの最新情報をお伝えしたい。MyVeeva for Doctorsは、ウェブサイトとモバイルアプリケーションで、医師が製薬企業との連携を容易にすることができる。これは、医師が製薬企業から直接情報やサービス、連絡先を得るための一つの場所を、標準的で使いやすい形式で提供するもの。MyVeeva for Doctorsは、ゲームチェンジャーになる可能性を秘めている。この製品は年末に米国市場向けに発売される予定で、現在、採用する可能性のある一握りの企業と協議中だ。

このようなイノベーション製品により、当社は業界の戦略的パートナーとしての地位を拡大し、市場シェアを獲得することできた。弊社は最近、日本の大手製薬会社の国内チーム向けに2つの重要な案件を獲得した。

主な質疑応答

Stifel Financial Corp. アナリスト
「MyVeevaについて熱意を伝えてくれている。それが今年後半に出ると聞いて、本当にワクワクしている。モデルの観点から、あるいは価格設定の観点から、顧客がどのように支払い、ユーザーがどのようにアクセスできるのかを教えてほしい。」

Peter Gassner CEO
「私もとても楽しみにしている これはVeevaにとっては新しいもので、消費者や臨床試験中の患者、医師向けのアプリケーションだ。モデル的には、医師や患者に直接請求することは無く、製薬企業に利益を提供することで収益化していく。そして、いつ、どのようにして、どのくらいの規模で、どのようにするかという詳細については、まだ時期尚早。まずは顧客の成功が先、そこには非常に多くの価値があり、今後はそれを合理的な方法で収益化できるようにしていく。」

JPモルガンアナリスト
「MyVeeva for Doctorsだが、ハイレベルな視点ではその意図は理解しているが、最大のユースケースは何だろうか?」

Peter Gassner CEO
「私たちがここでやっていることは、デジタルにおける次の方向性、次のイノベーションに向けて私たちをリードし、さらに業界をリードしてくれるプラットフォームだと考えている。ほとんどの医師は複数の異なる製薬会社と取引をしている。そして、それらの製薬会社からは、おそらく複数の異なるブランドを扱っているだろう。その数を倍にしてみると、それは数の法則で、医師にとっては複雑すぎるという事実に行き着く。多くのアプリをダウンロードしなければならず、多くの企業とデジタルで連携することができない問題を抱えている。多くの異なるウェブサイトにアクセスし、多くの異なるパスワードを覚えなければならない。我々はそれらのすべてを一つの場所に集約する。我々は、医師がアプリやウェブサイトで業界全体にアクセスできるように、シンプルにすることができる。

彼らは、顧客との関係性ををもっとスムーズにしたいと考えている。私たちが解決しようとしている大きな問題は、医師が好きなときに好きな方法で製薬企業にアクセスしやすくし、医師と担当者との関係を強化することだ。見込み顧客からは、非常に強い関心が寄せられている。」

総括、まとめ

Veevaシステムの非常に力強い良い決算でした。株価も堅調に右肩上がりを見せています。コロナ底から約二倍。

現状の時価総額(41.5B)に対して、直近決算売上(354Mx4)で割ると、PSRは29倍ほど。。割高ですが、これだけきれいな成長を見せられたら魅力を感じてしまいます。あと忘れてならないのが、、すでにNon-GAAPベースの営業利益が40%越えしているの、他のSaaS系企業と比べて圧倒的な安定感がありますね。2025年までに、年間売上$3Bを達成することをターゲットとして投資家にもコミットしています。

アナリストの質疑応答をざっと読んだところ、My VeeVA for doctorsとう新たな製品についての質問が一番多かったです。CEOのコメントにもありましたが、これがゲームチェンジャーになると、、。この業界のことはあまり詳しくありませんが、かなりのポテンシャルを持っているとのことです。(どなたかに解説お願いしたいです)

元セールスフォースのSVPを務めたPeter Gossner社長が圧倒的に優秀ですね。

Veeva株所有者は、長期保有、これからインを検討している方にも、この売上利益双方の右肩上がりは驚異的、バランスシートが超優秀、PSRは割高なものの、非常に魅力を感じます。

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