【20/10月期】クラウドストライク($CRWD)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

Crowdstrike($CRWD)の会社概要

クラウドストライクは、クラウドベースのセキュリティソリューションを提供している会社です。本社はシリコンバレーのサニーベイル。元McAfee出身のGeorge KurtzとDmitri Alperovitch の二人で、2011年に設立されました。

近年特にサブスクリプションサービスを中心に売上を伸ばしています。株価もコロナの底値では$39まで落ち込みましたが、コロナ過で大幅に株価は上昇しています。

以下、決算の概要ですが、素晴らしい成績を発表し、株価もアフターで急上昇を見せました。前回決算時は、ZMの好決算でつれ高になり、好決算にもかかわらず株価は7%減となりましたが、今回は素直に好決算を受けて、株価が上昇しています。

Crowdstrike($CRWD)の決算内容

〇EPS $0.08(予想$0.0021)
〇売上高 $232.46M(予想$213.52M)

決算サマリー

 2020年10月期2019年10月期変化率
売上$232M$125M86%
営業利益-$24M-$39M
営業利益率-10.3%-31.2%
純利益-$25M-$36M
EPS-0.11-0.4

営業利益、営業利益率推移

素晴らしい成長曲線。この成長率を維持してどこまで伸ばせるか、後述するTAMからも$CRWDの継続成長が楽しみです。

TAM(Total Addressable Market)

2021年は3.4兆円規模、2023年には4兆円を超える市場規模(CRWDがリーチできる)が存在するとアナリスト向けに説明しています。

契約維持率(Net Retention Rate)

KPIである、契約維持率は120%以上を継続して維持しています。

EPS(一株当たり利益)推移

最新バランスシート

流動資産は潤沢にあります。このほとんどを現金で抱えている状況です。

配当金の推移

配当金は出しておりません。

CEOのコメント

この四半期は例外的で活発な四半期だった。これらの業績は、我々のチームの驚異的な実行力を表していると言っても過言ではない。私たちが達成したことをとても誇りに思っている。

当社の業績と市場の動向について詳しく説明したい。

CrowdStrikeは記録的なQ3決算で、すべての面で当社の予想を上回る業績を達成した。当社のスケールでの力強い成長は、セキュリティクラウドのカテゴリーでの当社のリーダーシップの拡大と、セキュリティ体制の変革、統合、強化を目指す顧客に対して、当社が提供する計り知れない価値を示している。

Q3に達成した成果の一部をご紹介する。

新規純増ARRの新記録を樹立(9億ドル以上のARRを獲得してQ3を終了したこと)し、サブスクリプション収益の87%の大幅な成長を実現し、プロフェッショナルサービス売上の新記録を樹立した。サブスクリプションの新規顧客を1186社に増やしたこと、5四半期連続で営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローを黒字化したこと、3つの新しいモジュールを導入し、顧客の間でモジュールの採用を強力に推進したことなどが挙げられる。

CrowdStrikeのZero Trust機能を拡張し、重要なアイデンティティ行動データと分析を組み込んだPreempt Securityの買収、EYとの提携によりFalconプラットフォームを利用した顧客のサイバーセキュリティ態勢の強化を支援するための提携、そして最後に、昨年の対面イベントに比べて6倍の顧客と見込み客が参加し、大成功を収めたバーチャル・ユーザー・カンファレンスの開催などが今期のハイライト。

過去9ヶ月間だけでも、3,000社近くの新規サブスクリプション顧客がファルコンを選択している。Q3には、クラウドセキュリティの姿勢をプロアクティブに管理する「Falcon Horizon」、ダークウェブの脅威に対する状況認識を高める「Falcon X Recon」、インシデント対応調査のための分析を自動化する「Falcon Forensics」の3つの新しいモジュールを発表した。当社が以前に導入し、最近スタンドアロンモジュールとして正式化したクラウドディスカバリとクラウドワークロード保護機能を組み合わせることで、ファルコンのプラット フォームは現在16のモジュールで構成されている。

世界中の企業は、今日の脅威環境の要求を満たし、セキュリティアーキテクチャの将来性を保証し、ゼロトラストセキュリティモデルを採用するために、時代遅れのシステムを廃棄し、最新のクラウドネイティブ技術への移行を加速させている。セキュリティは世界中のビジネスにとってミッションクリティカルなものであり、セキュリティの変革はデジタルトランスフォーメーションの基盤となる。これらは、当社のビジネスにとってポジティブで長期的に持続可能なトレンドであると考えている。

本日報告した優れた業績からもわかるように、当社のファルコン・プラットフォームは、世界中の企業にとって主流の市場選択肢としての認知度が高まっている。当社はまだ成長の道のりの初期段階にあると考えているが、この勢いを継続し、リーダーシップをさらに拡大していくためには、十分なポジショニングあると考えている。

主な質疑応答

アナリスト「過去の四半期を見ると、成長率が85%、89%と非常に安定しているが、Covidの恩恵があった今年と比べて、来年度は前年同期比の比較においては、成長率が維持できると思うか?。」

CFO「もちろん、来期についてのガイダンスはまだ出していないのだが、今期の決算については非常に満足しているし、Q4に向けての勢いにも非常に安定している。Q4は過去最高のパイプラインでスタートしている。これは、当社の製品に対する需要が高まっていることを示す良いシグナル。私たちにとってCOVIDは、デジタル・セキュリティの変革を加速させる触媒のようなものだと考えている。多くの人々や多くの企業が、この期間に自宅で仕事をするためにノートパソコンを購入したと思う。そして現在、クラウド製品やデジタル・トランスフォーメーションの需要に関しては、このような着実な加速が今後も続いていくと見ている。」

アナリスト
「COVID影響があった3月と6月の四半期が良かったのは分かるが、今期はさらに意味のある成長の加速を見た、この時点で事業の変化を見せているのはどのような要因なのだろうか?」

CEO
「考えてみて欲しい。あなた達がノートパソコンの購入を考えたのは、それはずっと過去の話だろう?我々は真の変革について話している。 我々の技術の真の採用、エージェントの統合、市場での勝利についてだ。その理由は、セキュリティを超えた大きな問題を解決する 最高の技術を持っているからだ。 これが、顧客の採用が加速している理由。先ほども述べたように、これは企業全体に言えること。技術が機能し、企業に多くのコストを削減し、多くの価値を提供している。

先ほど述べたように、COVIDの部分について考えてみると、それはずっと前のことだと話をした。これは、人々がクラウドに移行し、DXが加速していく中で、その一環としてセキュリティのトランスフォーメーションが必要になってくるという、より持続可能なトレンドだ。」

総括、まとめ

クラウドストライク、素晴らしい決算でした。決算後のアフター市場においても株価は10%以上上昇しました。コロナの恩恵を受けた前回までの決算と比べても、各種経営指標において成長率を維持したことが評価されたのだと思います。

アナリスト向けのプレゼンテーションでは、今後も持続的に企業のIT費用が増加していく中で、5-10%の比率において、サイバーセキュリティ関連のサービスに対して支出をするとIDCは予測しています。クラウドストライクが提供するエコシステムが、セキュリティに関して企業のプラットフォームとなり、安定成長が見込めるSaaS系の企業の筆頭だと感じます。売上やARRの伸び率を見ても非常に力強く、美しい曲線を描いていることが素晴らしいです。

CEOの言葉も力強く、曇りのない内容でした。
(印象に残ったコメント)「We’re talking about real transformation, real adoption of our technology, consolidation of agents, and winning in the market because we’ve got the best technology solving really big problems that are even beyond security. And that’s why you’ve seen an acceleration in customer adoption. 」CRWDのセキュリティ市場における価値を再認識する決算でした。

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