【20/11月期】 マイクロンテクノロジー($MU)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

Micron Technology, Inc.($MU)の会社概要

マイクロンは、アメリカのアイダホ州の州都ボイジーに本社をおく半導体メモリを製造販売する企業です。DRAMやNANDを主力製品とし、下記の売上の推移を見ても分かる通り、以前はPC主体の需要が大半で需要が大幅に下落していましたが、スマートフォンやクラウドの需要が下支えをし、徐々に売り上げも回復している状況です。

マイクロンの最新決算内容について、主にCEOのコメント、アナリストとの質疑応答を中心にまとめていますので、ご参考にしてください。

DRAMDynamic Random Access Memory
→コンピュータに使用される揮発性の半導体記憶装置(半導体メモリ)の一種
→マイクロンの売上の70%

NANDメモリー:Not And
USBやSSDなどの記憶装置に使用されるメモリーのこと
→マイクロンの売上の27%

Micron Technology, Inc.($MU)の決算内容

決算サマリー

Revenue, EPSともに予想を上回った決算となりました。

売上推移

売上成長率(対前年同期比、対前期比)

売上原価、販管費、研究開発費の推移

下のグラフは、上のグラフを割合にしたものです。

粗利率推移

営業利益率推移

EPS(一株当たり利益)推移

最新バランスシート

ビジネスユニット別売上

CEOコメント

皆様、こんにちは、そして新年明けましておめでとうございます。マイクロンは、Q1に好調な売上と利益を達成した。パンデミックによる継続的な課題にもかかわらず、事業の勢いを継続し、マイクロンをこれまで以上に優れた技術と製品のポジションに押し上げたマイクロンのチームを誇りに思う。

当社は、176層の業界最先端のNANDの出荷を開始した。また、DRAMでは、1αノードの開発が順調に進み、2021年上半期の量産開始に向けて軌道に乗っている。DRAMは業界サイクルの底を過ぎたと考えており、人工知能、クラウド、5G、スマートカーを含むインテリジェント・エッジなど、世界経済のデジタル化が進む中、2021年までのトレンドは改善していくと予想している。このような背景のもと、マイクロンはより強力に浮上する態勢を整えており、私たちの将来に期待してほしい

マイクロンは、第一に、業界をリードする技術の提供とコスト構造の改善、第二に、差別化された製品の市場投入とプロダクトミックスの改善、第三に、安定したシェアを維持しながら業界の利益シェアを拡大するという重要な目標に向けて、引き続き着実に前進している。

16年度から20年度にかけて、業界全体がほぼ横ばいであったのに対し、DRAMとNANDを合わせた事業のEBITDAマージンは大幅に改善した。また、ここ数年、当社はDRAMとNANDの両方の技術ロードマップを加速させてきた。その結果、マイクロンは歴史上初めて、DRAMとNANDの両方で同時に技術的なリーダーシップを獲得した。技術力で業界をリードしている現在、今後も業界の他の地域と同様に、より典型的なノード・トランジションの流れを通じて、この競争力のある地位を維持していくことを期待しています。

■DRAM
DRAMでは、1αノードの開発が順調。このノードは、マイクロンにとって非常に優れた技術ノードとなり、当社の1zと比較してウェハあたりのビット数を40%向上させる。1αノードの驚異的な改善に続き、DDR5のようなより複雑なインターフェイスが導入され、DRAM技術のスケーリングの課題が続く中で、ウェハあたりのビット数の伸びは減少すると予想しています。また、グラフィックス向けのGDDR6や6Xなど、差別化されたDRAM製品の開発も進行中。

■NAND
NANDでは、業界最先端の第2世代リプレイスメントゲートノードの量産を11月上旬に開始した。また、Micronの96層3D NANDの2倍の電力効率と書き込み性能を備えている。これらの改善は、将来のハイエンド・モバイル・アプリケーションに対応するために不可欠なものだ。当社はQ1に176層のコンシューマ向けSSDの出荷を開始したが、今後数ヶ月の間にこの技術を採用した製品を他の製品ポートフォリオに導入する予定だ。また、製品の革新とコスト削減を推進していく。

QLC NANDを採用し、クライアント、コンシューマ、データセンター市場にまたがるQLC SSDの幅広いポートフォリオで業界をリードしてる。QLCはSSDをよりコスト効率の高いものにし、HDDからSSDへの置き換えを加速させていく。

■2021の市場見込み
DRAMでは、底打ち感が出てきており、業界の主要な市場セグメントでは供給が逼迫している。その結果、すでに市場のいくつかの部分でQ1の価格が上昇し始めている。データセンターのクライアントモジュールでは、16ギガバイトの採用が増加しており、以前8ギガバイトで見られた供給逼迫感が16ギガバイトでも見られるようになってきている。
予想を上回る業界の需要により、サプライヤーのDRAM在庫は減少している。

また、5G携帯のコンテンツの増加により、2021年の販売台数は2倍の約5億台になると予測されている。PC市場は健全な台数増加を見込んでおり、グラフィックスは新型ゲーム機や昨年後半に発売された新型ゲーミングカードの恩恵を引き続き受けることが期待されている。クラウド市場は健全なペースで成長し、エンタープライズ市場は景気回復のタイミングに合わせて回復すると予想している。

2021年カレンダーの業界のNANDビット需要の伸びは約30%と予想され、供給量はそれ以上になる可能性がある。NAND市場は当面厳しい状況にある。長期的には、DRAMビットの需要成長率CAGRは10代半ばから10代前半、NANDビットの需要成長率CAGRは30%程度と予想している。

総括、まとめ

AI、クラウド、5G、インテリジェント・エッジなどのテクノロジーの恩恵を強力に受け続けている印象を受けました。引き続き需要も強いことが予想されるため、株価が11月以降、継続的に上昇しています。

2020年の上期は、在宅勤務やオンライン授業などを通して、クラウドを中心とするデータセンターの需要が急増したことを受けて、そのサーバーのベースとなるメモリーの出荷が増加しました。昨今はさらに上記テクノロジーの需要の増加に伴って成長が予想されていますね。

CEOのコメントでも、「マイクロンは、技術と製品のリーダーシップ、オペレーションの実行力、そして顧客との深いパートナーシップに焦点を当てており、業界における当社のエンゲージメントと利益シェアを拡大していくことができると確信している。」と力強くコメントいていました。

デジタルトランスフォーメーションの基盤となる製品を提供している会社、安定感があってよいですね。アナリストのレーティングも高いです。私は5月の決算を見て9月にインして、、伸び悩みを見て売ってしまった後に株価が続伸してしましました。良い会社だと思います。あとは海外の中国系のチップメーカーも価格攻勢を見せているので、CEOのコメントにもありましたが、市場での供給過剰は少し懸念しています。市場でのリーダーシップを継続して欲しいです。

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