【21/1月期】エヌビディア ($NVDA)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

NVIDIA($NVDA)の決算内容

決算サマリー

EPS:$3.1(予想:$2.81)
売上高:$5.0B(予想:$4.8B)
Q2ガイダンス:売上高 $63〜67B(予想:$4.51B)

売上推移

売上成長率(対前年同期比、対前期比)

セグメント別売上の推移

Gaming: $2.50B(+67%)
Data Center: $1.90B(+97%) →YoYは素晴らしい伸びだが、QoQはほぼ横ばい。あとからも出てきますが、買収したMallanoxが、Q3で大手顧客への販売があったため、一時的にQ4の成長が見れないとのこと(成長鈍化ではないとコメントアリ)
Professional Visualization: $307M(+30%)
Automotive: $145M(+16%) YoYは+16%だが、四半期の推移は成長が回復。今後に期待。

粗利率推移

営業利益率推移

CFOコメント

Q4も記録的な四半期で、売上高は50億ドルを超え、前年同期比では61%の伸びに加速した。また、通年の売上も53%増の167億ドルと過去最高を記録。

当社のゲーミング事業は、Q4の売上が25億ドルと過去最高を記録し、対前期比10%増、前年同期比67%増となった。通年のゲーミングの売上は、41%増の78億ドルと過去最高を記録した。

NVIDIA Ampere GPUアーキテクチャをベースにしたGeForce RTX 30シリーズの新製品への需要は絶大。12月初旬には、以前に発売されたRTX 3090、3080、3070に加わったGeForce RTX 3060 Tiを発売した。30シリーズのラインナップ全体の在庫を確保するのが難しく、チャネル在庫は開始時よりもさらに少ない状態でQ4を終えた供給は増加しているが、チャネル在庫はQ1を通して低水準で推移するだろう

GeForce RTX 30 シリーズのグラフィックスカードは、その性能の高さだけでなく、AIによって高められたパフォーマンスにと、第 2 世代の RTX レイトレーシング技術やDLSSを含む豊富な機能により、ホリデーシーズンに売り上げを伸ばした。

■ゲーミング
現在、バトルロイヤルゲームのトップであるFortnite、ロールプレイングゲームのトップであるCyberpunk 2077、多人数参加型オンラインゲームのトップであるWorld of Warcraft、そして史上最も売れたゲームであるMinecraftなど、3,000のゲームをRTXでサポートしている。RTXは明らかにゲーム業界の新しいスタンダードを打ち立てた。

この勢いを受けて、1月のCES(Consumer Electronic Show;毎年ラスベガスで行われるテクノロジー見本市)では、GeForce RTX 3060、3070、3080など、第3世代のMax-Qテクノロジーを搭載した過去最大の発表を行った。

これらの新しい薄型軽量ゲーミングノートPCは、性能とエネルギー効率を前世代の最大2倍に向上させている。RTX 3060ノートパソコンは999ドルからで、2,500ドルで販売されていた前世代のノートパソコンよりも高速。これらの新しいノートパソコンの驚くべき性能、デザイン、価格帯は、学生や専門家だけでなく、ゲーマーやクリエイターの世界の成長を加速させるだろう。

ゲーミングノートPC市場は過去7年間で7倍に成長し、その勢いは増している。トップのOEMがGeForce RTX 30シリーズをベースにした70以上のラップトップモデルを市場に投入している。GeForceノートPCは全体として最も急速に成長しており、最大のゲーミングプラットフォームの1つ。

暗号通貨は最近、企業や金融機関に受け入れられ始めており、そのパワーが持続する兆しを見せている。産業用のEthereumマイニング需要に対応するため、先週、NVIDIA CMPsと、Crypto Mining Processorsの新製品ラインを発表し、出荷は3月に開始される。CMPにはディスプレイ出力がなく、暗号マイニングの電力効率を向上させる最適化が施されている。Q1の売上貢献度は5000万ドルと見積もっている。今後各四半期ごとに、売上貢献度を数値化していく。

■Professional Visualization
Professional Visualizationセグメントの売上は、3.07億ドルで、前期比30%増、前年同期比10%減と予想を上回った。好調な前四半期比成長は、一部の顧客がオフィスに戻ったことや、パンデミックの影響で延期されていた購入を再開した企業によるデスクトップ・ワークステーションの回復が主な要因。ノートPC用GPUは、企業がリモートワークの取り組みを継続的にサポートしていることから、前四半期比で過去最高の成長を記録した。ヘルスケアは、GE、シーメンス、オックスフォード・ナノポア・テクノロジーズからの大量の注文を受けて、四半期に目立った業種だった。公共部門と自動車部門も好調だった。

■自動車関連事業
Q4の売上高は1.45億ドルで、前期比16%増、前年同期比11%減となった。通年の売上高は5.36億ドルで、23%減少。この成長は、世界的な自動車生産台数の継続的な回復とAIコックピットの売上の伸びが牽引した。NVIDIAは、自動運転車やAI対応車のための業界をリードするエンドツーエンドの技術プロバイダーとして台頭してきた。Orinは、業界をリードする電力効率で、他の追随を許さない254兆/秒の演算性能を実現し、自動運転の変革を支援している

当社は、Nio、SAIC、Li Auto、Xpengなどの電気自動車OEMのリストを拡大しており、これらのOEMはすべてNVIDIA DRIVEプラットフォームを次世代車に搭載している。私たちは、これらのOEMが規模を拡大し続ける中で、これらのOEMと共に成長していくことを楽しみにしている。弊社は、自走式AIコックピットソリューションのための数十億ドル規模のパイプラインを構築しており、今後数年間で売上に大きな変化をもたらすことになる。

■データセンター事業
売上は予想を上回る19億ドルで、前四半期と同程度、Mellanoxを含まない前年同期比97%増だった。前期は単一OEMへの大規模な販売があったため、今期の売上は横ばいに見える。OEMパートナーがA100ベースのサーバーを継続的に増強しており、当社独自のDGXシステムの販売も好調だった。特にスーパーコンピューティング、金融サービス、高等教育、消費者向けインターネットの各業種では、データセンターの売上の50%以上を占めている。A100は世界中の主要なクラウド・カスタマーに採用されていて、これはまだ初期段階にあり、今年も継続的な成長が期待されている。

■ARM社買収の最新情報について
9月に、当社はソフトバンクグループからArm社を買収する計画を発表した。その際には、米国、英国、EU、中国などの規制当局の承認を得るまでに約18ヶ月かかると発表していた。この規模の案件では、徹底した審査が一般的。このプロセスは期待通りに進んでいる。当社は関係当局と建設的な対話を行っており、規制当局は技術エコシステム全体にメリットがあると判断することに自信を持っている。私たちの意図は、Armの既存のロードマップへの投資を増やし、新しい市場での成長のためのリソースを追加することです。私たちは、Armのオープンライセンスモデルを愛しており、それを維持するつもりでいる。

■ガイダンス
売上高は53億ドル(±約2%)となる見込みで、そのほとんどはゲーミングが牽引している。GAAPベースの粗利益率は63.8%、Non-GAAPベースの粗利益率は66%を想定している。

主な質疑応答

アナリスト
「Q1のガイダンスについて、ゲーミングが牽引とあったが、データセンターはどの程度成長すると見込んでいるか?」

CFO
「ゲーミングの成長が高いとコメントしたが、データセンターも成長すると予想している。すべてのセグメントが、対前期比(QoQ)で成長すると考えている。」

アナリスト
「AIが”Smartphone moment”をドライブするとコメントしていたが、これは何を意味するのか、今後どこに向かっていくのかを教えて欲しい。」

ジェンセンファンCEO
「私たちはAIの第三段階に入っている。AIの第一段階は、私たちがコンピューティングプラットフォーム、新しいチップ、新しいシステム、システムソフトウェア、新しいミドルウェア、新しい働き方、ソフトウェア開発の新しい方法を発明したときだった。

第二段階では、クラウドの産業的な利用方法を採用し、音声サービスや検索サービス、レコメンドサービスなど、買い物の仕方やインターネットの利用方法が全く異なるサービスに革命を起こした。

第三のフェーズはAIの産業化で、AIを搭載したデバイスが、自律的でクラウドサービスに接続されていて、継続的に学習しているということを指す。弊社の製品にJetsonがあるが、それを搭載したロボットマシンが、AIスキルを利用して、モノを動かしたり、配置換えを行ったり、倉庫を見はったり、交通を監視したり、様々なことを学習して実行する自律型のデバイスとなる。将来的には、小売業、物流、輸送、農業、農業技術、芝刈り機などの業界が、自律型のデバイスを利用するようになることが予想されている。一度に何かを販売するのではなく、何かを販売し、その上でサービスを提供することで、顧客との関係を維持することができるようになる。顧客はスマートフォンのように常に改善されている製品を手に入れることができる。これを、私がすべての業界で”Smartphone moment:スマートフォンの瞬間”が起こると言っている理由だ。

ジェンセンファンCEOの締めの言葉

「本日はご参加ありがとう。Q4は、NVIDIAにとって真の躍進の年となった。当社のビジネスの2つの最大のエンジンであるゲーミングとデータセンターは、力強い成長を遂げた。ゲーミングは、世界最大のメディアおよびエンターテイメント産業となり、今後さらに大きく成長していくでしょう。そして再び、ゲーマーは創造し、遊び、学び、そしてつながっていくだろう。

ゲームは、当社にとって素晴らしいテクノロジーであると同時に、ビジネスの原動力でもある。今年はまた、Mellanox社の買収を完了し、両社の素晴らしい才能を融合させることに成功した。これにより、当社は、コンピューティングとネットワークのあらゆる面で深い専門知識を持ち、現代のデータセンターのアーキテクチャを推進している。

そして、当社が計画しているArm社の買収は、世界で最も人気があり、エネルギー効率に優れたCPU企業であるNVIDIAを、AI時代をリードする立場に立つことに役立つだろう。

今年は非凡な年だった。パンデミックは過ぎ去るが、世界はすでに大きく変わった。あらゆる業界でテクノロジーの採用が加速している。企業や製品は、よりリモートで自律的なものになる必要がある。これがデータセンター、AI、ロボティクスを牽引することになる。これが、NVIDIAのテクノロジーの採用が加速していることの根底にある。デジタル化、自動化、イノベーションを加速させる緊急性は、これまでになく高まっている。私たちは準備ができてる。次の四半期も進捗状況をお伝えできることを楽しみにしている。」

総括、まとめ

決算の数字が出た直後はアフターで株価は上がりましたが、徐々にマイナスに転じました。さらに昨今の米国ハイテク株の暴落によって、$NVDAもかなり株価を落としている状況です。ただ決算の内容は、過去に数四半期に渡って分析していますが、極めて順調で、各セグメントにおいて圧倒的なパフォーマンスと、将来の成長を感じるので、個人的には全く問題ない決算だったのでは感じました。600ドルの新高値を取ってから株価は下落基調になっていますが、以下の水色のサポートラインで反発してくれることを期待しています。

相場自体が冷え冷えなので、、長期的な目線で付き合っていく銘柄かなと思っています。

ジェンセンファンCEOも、やはり質疑応答では言葉の重みがあります。他のCEOの質疑応答に比べて、将来世の中がどうなっていくのかをイメージさせるような言葉がいつも印象的で。これから来るAI時代の中心にいることを常に感じさせてくれます。

今後も、NVIDIAをフォローしていきたいと思います。

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