【21/3月期】 スキルズ($SKLZ)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

Skillz inc($SKLZ)の会社概要

Skillzは、モバイルゲームやモバイルEスポーツのプラットフォームを開発運営している会社です。スキルズのプラットフォームのゲーム内で、ユーザーが自身のゲームスキルをベースに競争を介して収益化を可能にしている点が特徴です。設立は2012年、本社はカリフォルニアのサンフランシスコに位置しています。

詳細な銘柄分析は、先週公開されたnekoさんのNoteを読むことをお勧めします。ビジネスモデルについて非常に勉強になります↓

米国上場企業分析|Skillz Inc.(SKLZ)|neko|note
 本日はSkillz Inc.という​ゲーミングプラットフォームを提供している会社について調べて見たいと思います。昨年SPAC上場をした銘柄ですが、直近では以下のグラフの通り最高値の46.3ドルから真っ逆さまに落ちていっていました。凄い落ち方ですね。  先週はこの後に及んでWolfpack Researchから...
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Skillz inc($SKLZ)の決算内容

決算サマリー

EPS:-$0.15(予想:-$0.1)
売上高:$84M(予想:$78.6M)
Q2ガイダンス:売上高 $375M(予想:$369M)

売上推移

売上成長率(対前年同期比、対前期比)

課金ユーザー数、平均顧客単価

GMV推移

最新バランスシート

長期の負債はゼロ、キャッシュも$612.6Mもあり潤沢です。グロース株が下がっている地合いの中、増資を決行した結果、株価も大幅に下落しました。この増資で得たキャッシュをダイレクトに成長に繋げて欲しいですね。

Andrew Paradise CEOコメント

皆さん、こんにちは。本日は、2021年Q1の業績発表にご参加いただきありがとう。当期の好調な業績を大変誇りに思っており、そのハイライトを紹介したい。

特に、インタラクティブなエンタテインメントの未来を切り拓くために活動しているゲーマーと、ユニークな作品を世に送り出すために尽力している開発パートナーの皆様に感謝の意を表したいと思う。

Q1は、全事業において好調な業績を達成し、21四半期連続で増収を達成した。前年同期比で+92%の増収となったが、これは主に有料月間アクティブユーザー数が81%増加したことによるものだ。

課金月間ユーザー(paying MAU)は、当社の加入者基盤を表すもので、当社のビジネスにとって最も重要な経営指標といえる。paying MAUは、新規インストールまたはダウンロードの数と、インストールからデポジットへの移行率の両方の機能を持つ新規有料ユーザーの成長によって左右される。新規インストール数は全体的に前年同期と同じだったが、トラフィックの質とインストールを有料ユーザーに転換する能力は大幅に向上した。

課金していないユーザーを収益化することは重要。スキルズは現在、売上のほぼすべてを課金プレイヤーから得ている。私たちは、インストール数ではなく、有料ユーザーを獲得するためにマーケティング費用を最適化している。これは、広告で収益化している他のモバイルゲーム会社が、可能な限り多くのダウンロード数を獲得したいと考えているのとは大きく異なる。

インタラクティブ・エンタテインメントの未来を定義するにあたり、今後の数千億ドル規模のグローバルな市場機会を獲得するために、事業全体で投資を続けている

ジャンルの拡大という点では、最初に成功したゲームカテゴリーからすべてのゲームカテゴリーへとプラットフォームを拡大していくことに特に期待している。この次の機能は、一人でプレイするシューティングゲームからリアルタイムストラテジーまで、当社のコンテンツライブラリを拡大するもの。私たちは、少数の開発パートナーに同期技術を公開し、私たちが構築したものをテストしてもらっている。この最初のグループからのフィードバックを集めて、開発者の体験を改善し、製品のパフォーマンスを向上させ、今年後半にコミュニティ全体にこの技術を提供する予定だ。初期の結果には非常に勇気づけられた。この分野は、コミュニティが求める新しいタイプのゲームコンテンツをサポートするために、投資を増やしていきたい。

最終的には、Battle Royaleなどのリアルタイム・マルチプレイヤー・コンテンツのジャンルをサポートできるようにしたいと考えている。同期型ゲームモードは、ゲーム業界の将来にとって重要な要素であり、当社のビジネスを成長させるステップとなる可能性があると考えている。

もうひとつのチャンスとして、ブランドとのパートナーシップを深め、拡大していく。私たちは、すべてのブランドがコンパニオン・ゲームを持ち、現在のファンとつながり、新しいファンを獲得するための別の手段として利用できる未来を考えている。当社のユーザー体験がブランドを豊かにし、ブランドは当社のインタラクティブコンテンツを通じてオーディエンスをより深く魅了することができる、信頼できる相互利益のある環境を提供していく。

実際、先週、NFLと開発者のチャレンジを正式に開始し、応募の受付を開始したばかり。私たちは、ブランドの目標やオーディエンスのエンゲージメントに合わせて、さまざまな方法でブランドと提携することができる。その結果、エンドユーザーの皆様により良い体験をしていただけるだけでなく、ブランドがスポンサーとなった賞品やトラフィック、あるいはその両方を当社のプラットフォームにもたらすことができると考えている。

Androidに関しては、2018年からAndroidのインフラを構築してきた。Android市場には大きなチャンスがある。Q1には、Androidのフットプリントを拡大し、Androidユーザーからの売上をiOSの2倍の速さで成長させた。

当社の特許取得済みの独自技術は、プレーヤーに公正で信頼できる体験を提供するものであり、この機会に当社がもたらす競争上の優位性の中核をなすものだ。インドでの発売に向けて、当社は決済を含めた製品のローカライズに投資している。これは、インドで最も裕福なゲーマーに浸透させるために重要であり、2022年以降に他の国際市場に進出する際にも同様のプロセスを踏めるよう、体系的なアプローチを行っている。

最後に、当社はプレイヤーのデータという独自の戦略的資産を持っている。Q4の決算発表時に説明したように、ユーザー獲得コストは過去数年間と比較してまだ比較的高い水準にある。このような短期的な逆風にもかかわらず、当社は長期的な戦略的優位性とユーザー獲得を維持できると考えている。これは、当社のコンテンツが幅広い層に受け入れられていることと、当社の深いファーストパーティのプレーヤーデータのおかげだ。

今後については、このような多くの成長機会に恵まれていることから、信を持って2021年の年間売上ガイダンスを3.75億ドルに引き上げることを発表した。これは、前年比で+63%の成長となる。

私たちは、この先にある多くの成長機会に期待している。当社のバランスシートは強固で、6.13億ドルの現金を保有している。1Q末時点で負債はゼロ。株主の皆様には、Q1の業績に関する詳細を記載したletterをお読みいただきたいと思う。

Scott Henry CFOの退任について

質疑応答に入る前に、いくつかのニュースをお伝えしたい。昨年入社したCFOのScott Henryが退職することを発表した。私たちはScottの経験を活かしてスキルズの株式公開を支援することに貢献してくれたことに感謝している。Scottは6月まで当社のCFOを務め、その後は新しいCFOが着任するまでの間、円滑な移行と業務の継続を保証するためにアドバイザー的な役割を果たしてくれる。

また、Scottの後任を発表できることをとても嬉しく思う。新しいCFOには、財務・IR部門のベテランであるIan Leeを採用した。Ian Leeは、Airbnbで投資家対応の責任者を務めた後、6月21日に当社に入社する。Ianは、2020年に成功したAirbnbのIPOのコアディールチームに参加した。また、上場に貢献したAtlassianやTruliaなどの世界的なテクノロジー企業でも、シニア・ファイナンス・エグゼクティブとしてインベスター・リレーションズを担当したほか、Hewlett PackardやOmnicom GroupでもIRのリーダーを務めた経歴を持つ。今後、皆さんにIanを紹介するのが楽しみだ。

一方、いつも一緒に時間を過ごしてくれるScottには、スキルズへの尽力と貢献に感謝したい。

主な質疑応答

アナリスト
「主な質問は、MAUの伸びの鈍化やインストールの鈍化に注目したショートレポートがいくつかあったが、その点について聞きたい。これらのトレンドはどうなっているのか、正しい指標についてご意見を伺いたい。」

CEO
「消費者の支払いから売上を得ているビジネスにとって、誰もが注目すべき最も関連性の高いKPIは、Paying MAUまたはMAU(Monthly Active User)だ。これは、毎月支払いを行っているユーザーの数を表している。そしてこの指標は、前年比で81%増加した。

Netflixのようなビジネスを、加入者ではなくサイト訪問者で評価するのは意味がない。同じように、SkillzをPaying MAUをではなく、ダウンロード数やMAUを使って評価するのは意味がない。

MAUは、簡単に言えば、当社の業績と相関性のある指標ではない。株式公開時にMAUを報告したのだが、それは私たちのビジネスをよりよく理解してもらうためだった。しかし、実際のところ、MAUを報告することは、明確さよりも混乱を招くことになったようだ。」

アナリスト
「ゲームジャンルの多様化について、現在の最新情報を教えて欲しい。」

CEO
「Q1では、トップデベロッパーのゲームが売上の42%を占めている。今年はどのゲームが最大になるかを予想することはできないが、ほぼ確実に2桁の売上率になると思う。これは、成功したメディアビジネスの特徴として、ユーザーが最高のコンテンツに集まってくることが挙げられる。私たちはそれを受け入れ、最高のコンテンツを簡単にユーザーに提供して、魅力的で楽しい製品を提供したいと考えている。

私たちのプラットフォームは、開発者にとって非常に魅力的なものだと思う。

2年前に「ブラックアウト・ビンゴ!」がプラットフォームに登場したとき、そのデータの特徴から、プラットフォームのトップゲームになる可能性があると考えた。当社には、高品質なコンテンツを開発している優れた開発者の深いポートフォリオがある。将来の業績を語ることはできないが、私たちはコンテンツのパイプラインと売上の両方に満足している。

今後もプラットフォームの構築を進め、この活気ある開発者コミュニティの中でイノベーションを起こしていくことで、より大きく、より意味のある新しいヒット商品が生まれると確信している。」

総括、まとめ

Skillz、+92%の売上成長、売上ガイダンスを達成、ガイダンスを上方修正するなど、非常に力強い決算だったと思います。一時は$45近くまで株価が急騰していましたが、その後のグロース株の急落で、ヘッジファンドのショートの対象となっていたのがSkillzです。今も非常にボラティリティが高い銘柄となっています。Twitter上でも非常に注目度が高い銘柄ですね。

Skillzは、自社、ユーザー、開発者のすべてがハッピーになる関係を築いていることが大きな強みです。開発者も、Skillzでゲームを開発することで、スポンサーからのサポート、ユーザーからの課金のマージンがあり、ユーザーも自信のゲームスキルを収益化することが可能になります。プラットフォームを提供するSkillzはmarginで儲かるし、粗利率は驚異の95%です。

今後NFLチャレンジの進捗も気になりますし、新たなブランドとのパートナー契約、インド展開からのさらなるグローバル進出など、今後の成長が楽しみな企業ですね。

現状のPSRは、直近決算x4ベースでx20ほど、21ガイダンスベースでx18ほど。現状の90%超えの成長力が維持できるか、その成長が将来にわたって持続可能かどうかを見極めていく必要がありそうです。

地合いの一番悪いタイミングで増資をして、株価の下落を助長した経営陣に対する投資家からの不信感を、潤沢な資金を使った投資で、成長という形で還元してくれることを期待したいですね。一魅力的な新たなゲーム、国際展開など、今後もフォローしていきたいと思います。

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