【20/4月期】家電量販店ベストバイは好決算、CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

ベストバイ($BBY)の会社概要

Best Buy(ベストバイ)は、アメリカ最大の家電量販店で、アメリカ、カナダ、メキシコにおよそ1000の店舗を展開しています。本社はミネソタ州のリッチフィールド。テレビ、パソコン、ゲーム、プリンター、カメラ、白物家電、携帯電話などを取り揃えています。日本のヨドバシカメラやヤマダ電機のアメリカ版のような存在です。

成熟企業であり配当利回りも3%弱と高いです。ここ数年オムニチャネル化に取り組んで安定した利益を生み出しています。コロナの影響で株価は一時落ち込みましたが、最新の値ではほぼコロナ前の価格まで回復しています。

今回は、この家電量販店最大手のベストバイの決算発表を分析するとともに、CEOのコメント、投資家のやり取りについてまとめました。日本の証券会社でも株式を取得可能なので、ぜひ投資の参考にして頂ければ幸いです。

ベストバイ($BBY)の決算内容

決算サマリー

・20 年3月期の売上は、8.6億ドルで、前年同期の9.1億ドルと比べて、6%の減収となりました。
・営業利益は2.3億ドルで、前年同期の3.4億ドルから31%の減益となりました。
・純利益は1.6億ドルで、前年同期の2.7億ドルから40%減少しました。
・EPS(一株当たり利益)は0.61ドル(調整後-0.67ドル)で、投資家の予想を上回りました。
・決算は投資家の予想を上回ったものの、決算終了後に株価は4%下落しました。
 2020年4月期2019年4月期変化率
売上$8,562M$9,142M-6%
営業利益$229M$334M-31%
営業利益率2.7%3.7%-27%
純利益$159M$265M-40%
EPS0.610.98-38%
自己資本比率21.9%23.1% 
流動比率102.2%111.8% 

売上、営業利益、営業利益率推移

営業利益は低めで安定しているのと、若干ではありますが売上は増加傾向です。特にブラックフライデーにおける年末商戦の影響で1月期の決算は季節変動でスパイクします。

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシートの変化(最新左・前年同期右)

流動比率、自己資本比率も低めですが、ウォルマートやターゲットといった小売大手と同レベルです。

配当金、配当利回りの推移

配当利回りは3%前後と高めに推移しています。最新四半期の配当も0.55ドルと維持しています。

CEO コメント

3/22に我々は自主的にすべてのストアにおいて、接触を避けるためにカーブサイドピックアップのみの店舗営業に切り替えた。政府の指令に遵守するとともに、顧客と従業員の安全を確保することを第一優先で対応した。家庭内の家電の設置や修理、コンサルテーションサービスを全面的に停止した。

このオペレーションを開始してから、直近6週間においては、前年度の81%もの売り上げを維持することができている。

5/4には、ソーシャルディスタンスを確保し、プロテクターを装着するなど対策を施しながら、徐々に店舗を再開し始めている。約7割の700店舗において店舗が現時点で再開できている。

我々は、複数年かけてサプライチェーンの改革に取り組んできた。受注出荷プロセスを自動化し、オンラインで購入しストアでピックアップしたり、受注後の配送スピードを速め、設置工事に至るまでスムーズな経験を顧客に提供できている。これらの土台があって、パンデミック環境でスムーズな移行ができたと考えている。オンラインは155%増、直近6週間に至っては300%増を記録した。その50%がカーブサイドピックアップを選択しており、顧客満足度も高い

製品別でみると、在宅フィットネス製品の需要が急増している状況。

主な質疑応答

Barclays – アナリスト
「現状42%の売上がオンライン経由だとコメントがあったが、今後コロナ影響が落ち着いた後では、実店舗ベースのビジネスはどのような位置づけになっていくと思うか?」

Corie Barry -CEO
実店舗は我々の資産である。オンラインで売れた65%の製品は、カーブサイドピックアップか、実店舗販売からのシフトだった。どのようにリアル店舗がワークするか、我々は多様なFulfillment(受注から顧客への引き渡しまでの一連プロセス)の選択肢を提供し、ハイタッチなコンサル型のサービスも含めて顧客に対してのバリューを高めていくことができる。この強みを生かしていくことで相乗効果が出てくると考えている。」

Bank of America -アナリスト
「5月は対前年でたった5%の落ち込みだと言ったが、これは非常に良い数字だと思う。何がそれをドライブしたのかもう少し詳しく話してほしい。オンラインやカーブサイドピックアップのさらなる増加があったのか?いったい何が起きたんだ??」

Corie Barry -CEO
「カーブサイドピックアップをアナウンスした当初は、顧客の維持率は70%ほどだった。四半期末が近づくにつれて、それが81%まで増加していった。このサービスを現場の従業員が日に日に改善してくれたことに感謝している。あとはStimulus Check(景気刺激策の$1200)は非常に効果が顕著に見えている。5月に入ってからもその影響は続いている当初は在宅で仕事や勉強をするだけだったが、その仕事を快適にするためのPCや、モニター、料理器具、フィットネス器具、ゲーム機など、家の中で生活を充実するための、顧客の多様な需要が増してきているのが今の状況だ。」

総括、まとめ

ベストバイは、実店舗がメインのビジネスでありながら、コロナ影響を最小化することに成功しました。コロナ前からオムニチャネル対応できてこなかった小売店は非常に窮地に立っていて、一部倒産のニュースなどが出ています。
ベストバイには、その変化に対応するだけのオペレーション能力の土台があったからこそ、売上減を最小限に抑えられています。結果的に、株価もコロナ前と同等レベルまで回復していることを見ると、ベストバイはすばらしく対応していると言えます。

ベストバイは、扱っている製品もエンターテイメント性が強く、コロナ過の在宅を豊かにするために、需要増があったようですね。

変化に素早く対応すること。今回の決算内容を見て、これが今の時代一番大事だと感じさせられました。ウィズコロナ、ポストコロナ、多くのビジネスで変化が求められていますが、ベストバイの事例は学べることがあるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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