SNSの株クラでも人気のLACですが、昨晩の相場でこの二日間で株価が-15％下落しました。
昨晩-12.85％株価が下落した理由：サッカー・パス・リチウム鉱山に反対する訴訟審理を1/5まで延期<10/7>
鉱山会社リチウムアメリカスの株式は、金曜日に12.84%下落した。木曜日に$27.15で取引を終え、金曜日には$26で始まった。午後遅くには9週間ぶりの安値となる23.50ドルまで下落し、その後23.67ドルで取引を終えた。同株式は今年これまで12％以上下落し、52週間の安値は18.89ドル、52週間の高値は41.56ドルである。
ネバダ州ハンボルト郡にある同社のサッカー・パス・リチウム鉱山に反対する訴訟について、連邦判事が審理を1月5日まで延期したため、株価は下落した。同鉱山の反対派は、ドナルド・トランプ大統領（当時）が2021年1月に定めた同鉱山の認可を裁判所に覆してもらおうとしている。同社は当初、2月に今秋までに判決が出る見込みだと述べていたため、今回の審理遅延は同社の事業にとって後退となる。リチウム・アメリカズはサッカー・パス鉱山とアルゼンチンのカウチャリ・オラロズ鉱山で生産前段階にあるため、遅延すると当面はリチウムが採掘されず、収益も上がらないことになる。
ミランダ・ドゥ裁判長はすでに鉱山の操業停止の差し止め命令を出しており、最終的には同社に有利な判断を下す可能性を示しているため、この下落は少し過剰反応かもしれない。リチウムの生産は、ジョー・バイデン大統領の政権下で、電池にリチウムを必要とする電気自動車をさらに推進することで、より重要視されるようになった。また、中国以外の国でのリチウム生産も増えており、カナダ・バンクーバーに本社を置くリチウム・アメリカズにとって有利に働いています。
また、炭酸リチウムの価格は2021年以降、3倍に上昇していることも、この急落が過剰反応と思われる理由だ。
短期的には、サッカー・パスに関する不確実性が材料株の重しになりそうだ。しかし、同社は4億4100万ドルの現金を持ち、アルゼンチンの鉱山からまもなく収益を上げる可能性があるため、長期的な展望はまだ良好であると思われる。また、米国ではリチウムの需要が急増しているため、たとえ判決が先送りされたとしても、同社に有利な裁定を下す圧力は十分にあると思われる。
会社の公式プレスリリースの内容
ネバダ州ハンボルト郡に位置するサッカー・パス・リチウム・プロジェクト（以下、「サッカー・パス」または「プロジェクト」）の決定記録（ROD）発行に対する控訴について更新します。2022年8月11日に準備書面の提出が完了した後、米国ネバダ州地方裁判所（以下「連邦裁判所」）は、2023年1月5日に口頭審理を行う予定としています。
「社長兼CEOのJonathan Evansは、「サッカー・パスのRODは、米国最大かつ最先端のリチウム化学プロジェクトを推進するための最終ハードルであり、建設開始に向けたすべての州および連邦政府の許可を取得しました。「我々は、リチウムの重要な供給源を開発し、雇用を創出し、北米におけるより持続可能な電池のエコシステムを可能にする準備が整っています。連邦裁判所の判決を待つ間、EPCM業者の最終選定、パートナーシップや供給契約の評価、米国エネルギー省の融資プログラムへの申請の進捗など、建設をサポートするために必要なすべての分野を進めています。”
2021年以降、RODで要求されている当社の文化評価開始計画に関連する4件の差し止め請求は、すべて連邦裁判所によって却下され、その後の再考の動きも却下されました。2022年6月、ネバダ州環境委員会は、5対0の判決で控訴を却下し、当社が承認したサッカー・パスの水質汚染防止許可証を全会一致で支持しました。
2022年4月から7月にかけて、土地管理局（以下「BLM」）が発行した環境影響評価書（以下「EIS」）の一環として、プロジェクトサイトの分析が成功し、サッカー・パスに考古学的重要地域が確認されませんでした。この作業は、Fort McDermitt Paiute and Shoshone Tribe（以下「Tribe」）の11人のメンバーの監督と支援のもと、Far Western Anthropological Research Groupによって、約13,000エーカーの文化目録を含む形で実施されました。リチウムアメリカスは、今後も部族と密接に協力し、北米の新興電池サプライチェーンにおいて長期的かつ高度な技術を要する職業に就くための追加給付と職業訓練を提供することに尽力していきます。
昨晩4％以上株価が下落した理由＜10/6＞
リチウム（電気自動車用バッテリーには大量のリチウムが必要）をめぐる騒動について、リチウム・アメリカズはまだ生産前段階の会社であることを忘れてはいけない。アルゼンチンの拠点の1つは生産の早期立ち上げに近づいており、ネバダの拠点は建設に向けて進行中だ。しかし、第2四半期の時点では、まだ収益はない。第2四半期の支出は9000万ドルで、銀行には4億4100万ドルの現預金が残っている。
リチウムアメリカス社の株価は、特にこの生産開始前の時期に、さらに大きく上下することが予想される。リチウム価格が高騰し、電気自動車や再生可能エネルギーのような大型電池の需要がすぐに減少することはないため、同社は理想的なタイミングで製品市場に参入することができる。
とはいえ、この会社の運命は、まずアルゼンチンでの事業からどれだけ早く収益を上げられるか、そしてそこからどれだけ早く生産量を増やせるかにかかっている。また、経営陣は、米国とアルゼンチンの事業を分離する選択肢を模索している。それがどのようなものなのか（おそらく2つの独立したリチウム開発会社）、あるいはまったく実現しないのかについては、まだ何もわかっていない。
今のところ、これはハイリスク・ハイリターンの可能性を秘めたリチウム株である。リチウム・アメリカズが投機的すぎて好みに合わない場合は、生産モードに入っている他のリチウム企業があるので、そちらに今投資することも可能だ。
リチウムの需要は継続して上昇している＜10/5＞
BloomburgでLithium需要に関するコメントが聞けます。
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