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【20/4月期】オクタ($OKTA)決算発表、CEOコメント、質疑応答まとめ

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オクタ($OKTA)の決算内容

決算サマリー

・20 年4月期の売上は、1.83億ドルで、前年同期の1.25億ドルと比べて、46%の増収となりました。
・営業利益は-0.52億ドルで、前年同期の-0.52億ドルと変化なしでした。
・純利益は-0.58億ドルで、前年同期の-0.52億ドルから11%悪化しました。
・EPS(一株当たり利益)は-0.47ドル(調整後は-7セント)で、投資家の予想を上回り、株価は決算直後は動きませんでしたが、翌日に+6%の動きを見せました。
 2020年4月期2019年4月期変化率
売上$183M$125M46%
営業利益-$52M-$52M0%
営業利益率-28.5%-41.6%-31%
純利益-$58M-$52M-11%
EPS-0.47-0.46-2%
自己資本比率20.3%20.7% 
流動比率286.4%292.5% 

売上、営業利益、営業利益率推移

コロナ影響を感じさせない、きれいな形の成長を示してくれています。赤字は継続していますが、手元流動資産もあつく、成長にプライオリティが置かれています。サブスクリプションが中心のため、顧客獲得にマーケティング費用を注いでいる状況です。

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシートの変化(最新左・前年同期右)

自己資本比率は業界他社と比べると低めですが、抜群の流動比率を持っています。流動資産が分厚いので、運転資金は十分確保しています。

配当金、配当利回りの推移

成長企業のため配当金はなし。

CEO コメント

トッドCEO
「売り上げ46%増、サブスクリプションサービスの売上は48%増※RPO(remaining performance obligation)は57%増加し、このパンデミックの環境下で、非常に力強いパフォーマンスを示すことができた。
(※サブスクリプションは直近の契約がすぐに売上に反映されないため、向こう12か月の売上を成長指標に掲げている)

我々の強みは、顧客の多様性だ。バーティカル業種であれ、顧客の特性にかかわらず事業を展開できていることで、売上の影響も分散されている。その中でも大きな柱である大企業からの売上は、セキュリティ強化の要望が強く、商談もキャンセルされるのではなく後ろ倒しになっているだけだ。SMB(small and medium business)はよりインパクトは大きかった。

業務がリモートが主となったことで顧客からもよりID管理をよりセキュアな環境でマネージしたい要望が強かった。イリノイ州政府はまっさきにOKTAと交渉し、導入を決めた。

OKTAのソリューションは、導入が非常にシンプルで簡単なことが売りで、大企業で複雑な環境の顧客からの評判が良い。

FEDEXはわずか36時間で85000人の従業員をクラウド上でID管理ができるよう導入ができた。たった二日で実行できたことで、多くの顧客に我々の成功例を示すことができた。

年間契約額が1000万円を超える大企業は現状1600社ほどまで増加した。

クラウドとハイブリッドITの採用や、デジタルトランスフォーメーションやセキュリティの需要は我々のビジネスをますます加速させている。このパンデミックの状況でも加速できることを期待している。

Retention Rate(契約保持率)は121%で、2ポイント上昇した。

主な質疑応答

 William Blair – アナリスト
「Covid19の影響で最も影響を受けた産業は何か?どの程度の売上のロスがあったのかを教えてほしい。」

CEO
「特に落ち込みが大きかった業種は、コンシューマー向けの小売、旅行関連、食料、飲料関係だったが、それらは我々のビジネス全体の12%ほどであった。それよりも顧客の契約維持率が高く、また新規顧客の開拓も進んだことでトータルで大幅増収となった。Usage(使用率)自体も加速しているため、これはエキサイティングだ。」

Goldman Sachs –アナリスト
「つい先日アナウンスされた、Amazon AWSとのパートナーシップについて詳細を聞きたい。Microsoft Azureなどのクラウドサービスプロバイダーと比べて、競合の展望はどのように変わるのか?」

CEO
「これは弊社にとっても重要な統合である。顧客によって、各々のクラウドのインフラ戦略を持っている。Microsoftか、Googleか、AmazonAWSを採用するのか、それはJavaベースなのか他の言語を使うのか、OracleかWorkdayなのか、それともSalesforceかなど。我々はサードパーティとして中立に、どのような環境にも接続できることが強みだ6500ものシステムとの互換性があり、幅ひろく、深くインテグレーションが可能だ。

AWSとのパートナーシップは二つ重要な背景がある。
①顧客が要望していること、彼らは一つのプロバイダーに限定されたくない。我々がAWSに接続できる度合いを示すことは顧客にとって重要なことである。
②我々の能力を示すことも重要だ。Amazonもインテグレーションに協力してくれて、プラットフォームに適応することを確かにしてくれる。
この二つのリーディングベンダーが共同してソリューションを提供することを顧客が望んでいたんだ。」

総括、まとめ

破竹の快進撃で業界をリードしているOKTAの決算でしたが、非常に力強く、CEOの言葉からも自信が満ち溢れていました。先日のセールスフォースの質疑応答では、CEOがお茶を濁す回答もありましたが、OKTAの場合は数字でも、またAmazonとのパートナーシップなど強力なカードがあり、投資家に対して自信を与えたのだと思います。

決算翌日に株価が6%上昇、またコロナ前と比べても株価が突き抜けているので、今後の市場成長も含めて、グロース株の候補とし手投資を検討するのも良いのではないでしょうか。株価はコロナショックの底から約二倍。筆者は今回の決算を聞いて手を出せなかったことに少し後悔しています。

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