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【20/5月期】 アドビ($ADBE)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

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アドビ($ADBE)の会社概要

アドビシステムズは、コンピューターのソフトウェアを提供する会社です。本社はシリコンバレーのサンノゼ。Adobe Flash、Adobe Illustrator, Acrobat Reader, Portable Document Format(PDF), Photoshopなどで有名な会社ですね。従業員は全世界で約21000人ほど。昨今サブスクリプションモデルが顕著に成長しています。

今回の決算も非常に好調なものでした、SaaS系は本当に強い。CEOのコメントからも自信があふれ出ていました。以下に整理しましたので、投資のご参考にして頂ければ幸いです。

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アドビ($ADBE)の決算内容

決算サマリー

・20 年5月期の売上は、31億ドルで、前年同期の27億ドルと比べて、14%の増収となりました。
・営業利益は10億ドルで、前年同期の7.5億ドルから35 %の増収となりました。
・純利益は11億ドルで、前年同期の6.3億ドルから74%増加しました。
 2020年5月期2019年5月期変化率
売上$3,128M$2,744M14%
営業利益$1,016M$750M35%
営業利益率32.5%27.3%19%
純利益$1,100M$633M74%
EPS2.281.2977%
自己資本比率49.6%  
流動比率128.8%  

売上、営業利益、営業利益率推移

非常に堅調な成長を見せています。小型グロースと違い、既に安定した営業利益率を維持しています。

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシート(最新のみ)

CEO コメント

Shantanu Narayen CEO
・このパンデミックの状況で、人々は健康や家族のケアに注力している。ビジネスにおいては、従業員や顧客の保護、財政的な安定に意識が向いている。ADOBEにおけても同様のエリアにフォーカスしている。

・ADOBEは、デジタルエクスペリエンス会社だ。数百万の顧客が毎日我々の製品を使用して、世界のコンテンツ作成、重要なドキュメントプロセスを実行している。

・ADOBEは、Creative Cloud, Document Cloud, Experience Cloudの三つに成長エリアとして力を入れ、結果的にQ2は$3.13Bと良い売上を届けることができた。

・デジタルメディアにおける新規に獲得したARR(Annual Recurring Revenue:年間定期収益)は$443 Mで、トータルは$9.17Bにまで成長した。

・Q2にAdobe.comにいて、Creative CloudとDocument Cloudにおいて歴史的なトラフィックを見た。

・Photoshop Expressは、月間のアクティブユーザー数が2000万人をとっぱした。またiOSやアンドロイドで、Photoshop Cameraをリリースできたことにエキサイトしている。

電子サインのAdobe Signも継続して強い導入を見せ、使用率は175%増加した。Adobe Scanのインストールも43%の成長を見せた。

・大口ユーザーの獲得を多数達成した。→IBM, Astellas Pharma, Allianz. Walgreens, Safeway。

・ポートフォリオの多様性、優秀な従業員、強固な財務シート、厳格な経営により、今後も多くの企業の中で、非常に高いレベルで良いポジショニングができると確信している。

主な質疑応答

Morgan Stanley アナリスト
「デジタルメディアについて、$433のARR(Annual Recurring Revenue)を獲得したとあったが、具体的にはどのカテゴリにに強い、または弱い需要があったのか?」

CEO
「CreativeとDocumentビジネスに関しては、Work from homeによって、何が起きているのかをDocument内で伝える、創作するための需要が起こっている。もともとは$380Mほどを見込んでいたが、大幅に更新できた。
Route to Market(顧客への販路)に関しては、Adobe.com経由が圧倒的に増えている。
中小企業向けの販売は、ネガティブな影響を受けた。Cloud Sign, Video, Single Appなど大きな成長を見せたので、中小の顧客が戻ってきた際にそれらの製品で成長を後押ししたいと考えている。」

総括、まとめ

アドビは、いまやデジタルエクスペリエンス会社だと謳っていますね。カッコいいです。デジタル体験会社。日本語にするとちょっとダサいですが、ソフトウェア会社の成長力の強さ、またクラウド、サブスクリプションへの移行による安定成長収益の獲得もすばらしいです。

コロナの影響でハードウェアからソフトへの流れは今後も継続していくでしょう。SaaS系の小型グロース株への投資と同時に、すでに安定した営業利益を上げているADOBEのような会社に分散するのはメリットがありそうです。

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