【20/4月期】ギャップinc($GPS)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

企業分析

GAP inc($GPS)の会社概要

GAPは、1969年に設立され、現在では以下のブランドのアパレルを取り扱っています。(売上比)
OLD NAVY(49%), GAP(28%),BANANA REPUBLIC(15%)、ATHLETA(6%).。

昨今ではGAP/BANANA REPUBLICの店舗数を縮小し、ATHLETA,OLD NAVYの店舗を増やして、利益率を向上させようとしています。オンライン販売も、2017年では20%程でしたが、2019年には25%まで拡大しています。

このパンデミックにより、店舗がクローズしたことが原因で、ビジネスへのインパクトが非常に大きかった決算内容でした。CEOの言葉、質疑応答について中心にまとめましたので、投資判断の一助となれば幸いです。

GAP inc($GPS)の決算内容

決算サマリー

・20 年4月期の売上は、21億ドルで、前年同期の37億ドルと比べて、‐43%の減収となりました。
・営業利益は-12億ドルで、前年同期の‐0.1億ドルから-494 %の減益となりました。
・純利益は-9.3億ドルで、前年同期の2.3億ドルから-511%減少しました。
 2020年4月期2019年4月期変化率
売上$2,107M$3,706M-43%
営業利益-$1,244M$316M-494%
営業利益率-59.0%8.5%-792%
純利益-$932M$227M-511%
EPS-2.510.6-518%
自己資本比率18.2%26.2% 
流動比率122.9%148.8% 

売上、営業利益、営業利益率推移

EPS(一株当たり利益推移)

バランスシートの変化(最新左・前年同期右)

配当金、配当利回りの推移

4月までは何とか配当を維持していたが、次回は未定。配当利回りは非常に高くなっています。

ソニアCEO コメント

・パンデミックの影響を多大に受けた四半期だった。売上のロス、一時的な店舗クローズによるマージンの減少や、店舗資産、また在庫の減損もそれぞれ$484M、$235M計上した。

・今期の最初の35日間は非常に好調だったが、3月中旬から多くの店舗をクローズしたことによって、売上を落とす結果となった。店舗売り上げは対前年で‐61%まで落ち込んだ。

・このパンデミック下で、我々のチームはこれまでより迅速に、より団結して対処してくれた。北米で今日までに1500のストアがオープンしている。前回アナウンスしたときは5月末までに800と言ったので、倍のストアがオープンしている状況だ。良い進捗を見せている。

・北米で二番目のアパレルブランドであるOLD NAVYがその中でもいち早く回復軌道に乗った。

・COVID19は、顧客の行動に大きな変化を与えた。特に顧客はこのような状況では信頼あるブランドを購入する傾向にある。Old Navy, GAP, Banana Republicは、75%以上のブランド認知度を誇る。コロナ前でも年間$4Bのオンライン売上を誇っていたが、4月には、オンライン販売が対前年同期比で40%増加した。

・オハイオ州に2019年に再オープンした物流センターの拡大も完了した。新たな施設は、弊社最大のキャパシティを誇り、自動化、ロボット化が導入されている。これは今後オンラインの増加に対しても労働コストを効率化してくれるだろう。

・$2.25Bのシニア債を発行し、手元資金を確保している。

・私は、最新のビジネスの結果と比べてもギャップブランドはより価値のあるものだと信じている。

主な質疑応答

Telsey Advisory Group -アナリスト
「今年度を通して、在庫レベルについてはどのように考えているか?ブランド毎に状況は違うのか?GAPブランドが最も在庫過多の状況で認識はあっているか?」

カトリーナCFO
「すべてのブランドにおいては、在庫レベルには慎重に管理している。春物在庫については、前述のとおり減損処理を入れたが、今後の四半期については、適切な需要に基づき在庫レベルを調整している。その中でもOLD NAVYが最もフレキシブルに需要が戻ってきていて、ビジネスを牽引している」

Telsey Advisory Group –アナリスト
「4月から5月にかけてオンラインが好調だとあったが、なにがその主要因だったのか?今後数か月において、デジタル化が通常化した際に、どのような影響を予想をしているか?」

ソニアCEO
「ストアのクローズから、直ちにオンライン販売をフルに活性化させたことが大きい。週ごと、月ごとに連続して成長を見せた。ストアが再開した後にそれをどう通常化させるのかについては、いまは慎重に見極めているところだ。E-Commerceは今後も成長していくだろうし、そこに立対してスケールメリットを生かして差別化を行っていくつもりだ。」

JP Morgan アナリスト
「昨今のトレンドについて深堀して質問したい。OLD NAVYについては、ストアにおける生産性は今のどのレベルにあるのか?」

ソニアCEO
「Old NAVYについては、より良いポジションが取れている。モール内のストアではなく、オフモールのストアが主流なため、顧客もより安心して買い物ができ、且つ店舗外ピックアップも導入しやすいことで、生産性は高い。」

総括、まとめ

今回は、ファッションブランドのGAP incの決算発表についてまとめてみました。非常に厳しい状況の中、必死の努力をしている姿がCEOの言葉から目に浮かびました。ファッションブランドで季節モノの在庫は減損処理をするなど、将来の需要回復に向けて、今できる最善策を行っています。

おそらく、今後人々の購買様式が変わり、よりデジタルに移行することについては、GAPは昨今立ち上げた物流センターなどで効率化を図るように進めています。GAPブランドの店舗数を削減し、OLD NAVYやATHLETAの店舗を徐々に増やすなど、どれだけ生産性を上げられるかがキーですね。

パンデミック前でも実店舗が苦戦し利益を圧迫している状況であったので、より採算の取れるブランドへのシフト、オムニチャネル対応など再成長へ改革が必要だと考えます。

OLD NAVYはモール外に独立した店舗が主流であったことが回復に寄与したようですね。すべてのブランドは、アメリカ人にとってとても身近で、馴染みのあるブランドなので、このパンデミックを乗り越えてほしいです。がんばれGAP!!

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