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(銘柄紹介)Dermtech【$DMTK】株価急騰中、皮膚ガン簡易検査パッチのダーマテック。

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企業分析
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Dermtech($DMTK)会社概要

DermTech Inc.は、皮膚疾患に関するゲノム会社で、同社は、皮膚ガン、炎症性疾患、老化関連疾患を含む様々な皮膚疾患のパッチ診断製品を開発、製造する会社です。皮膚を摂取することなく、パッチを一定時間粘着して剥がして、そのサンプルを診断するだけで、皮膚ガンなどの早期発見が可能な革命的な製品として非常に注目が集まっています。設立は1995年、本社はカリフォルニアのLa Jolla、現状は従業員は400名程度と、非常に小規模の会社ですが、今後このパッチ診断が急速に拡大されると予測されるため、株価が急騰しています。

先週2月8日週には、米国最大手保険会社の一つBlue Cross Blue Shieldが、テキサスにおいてDermtechのパッチ診断を保険適用を承認したとして、株価は40%急騰しました。

$DMTKの新しいスマートパッチは皮膚科医と、皮膚疾患を持つ患者にとって絶対的なゲームチェンジャーだと言われているようです。

パッチ診断のサンプル接種のインストラクションビデオ

以下のYoutubeで、どのようにサンプルを摂取するか、紹介ビデオ(数分)があります。これまでは皮膚を一部切除して検査をする必要があり、非常に高額で手間もかかり、かつ正確性においての懸念がありましたが、このパッチテストで簡易的に早期診断が可能となります。見た感じ、かなり簡単そうです。

従来の検査との違い

左側の図が、従来のやり方、皮膚を切除し、病理分析を行っていたやり方→主観的/精度低/切除要/高額。

右側がDMTKの新手法。粘着性のパッチでサンプルを摂取し、ゲノム分析で、72時間で主治医へレポートが届きます→客観的/高精度/皮膚切除不要/低コスト。

https://investors.dermtech.com/static-files/ce0fca87-b74e-4de0-b9eb-3618082b333c

市場の機会

皮膚がんの市場は医療業界の中でも最大の市場の一つであり、今もなお急速に成長しています。皮膚がんの早期発見により、この病気が体の他の部分に広がる前に患者が必要な治療を受けることができるようにすることで、今後数十年の間に数え切れないほどの命を救うチャンスがDMTKにはあると言っています。

年間、4.5百万の皮膚がんの検査が、皮膚を切除する簡易手術によって行われていて、それを完全に置き換えようとしているので、このポテンシャルとしては大きいですね。このエリアだけでTAMは$3B。

DMTKは、現在のPLA製品(昨今市場に投入した製品)に加え、追加のパイプライン製品を加えることで、少なくとも$10Bの市場に対応できると予測しています。

https://investors.dermtech.com/static-files/ce0fca87-b74e-4de0-b9eb-3618082b333c

以下は、現在開発中の製品の進捗です。一番上のPLAという製品が、今回投入された新製品で、現在PLAplus(PLAの改良版), Luminate(紫外線のダメージから皮膚ガンのリスク診断), といった製品を市場に投入していく計画のようです。

https://investors.dermtech.com/static-files/ce0fca87-b74e-4de0-b9eb-3618082b333c

Go to Market 戦略

次に、彼らのセールスモーションについて確認していきます。現状セールスレップは50名ほど、皮膚科や腫瘍科の医療専門家をターゲットに全米の市場をカバーしようとしています。売上のポテンシャルとしては全米の10%のカバー率を達成すれば、年間$312Mに達すると予測されています。また、デジタルマーケティングにも積極的に投資を行い、皮膚の疾患を持った消費者がよりこの製品を認知し、この製品が利用可能なドクターをすぐ検索できるなど、ユーザーへのリーチを加速させています。

さらには、遠隔医療においても、この簡易的なテストパッチを重点的に拡大させていくと説明されています。(個人的には、慢性疾患のリモートモニタリングサービスのリボンゴヘルスと、それを買収した、遠隔医療のテラドック連合のサービスとの相性が非常に良いと感じました。)

https://investors.dermtech.com/static-files/ce0fca87-b74e-4de0-b9eb-3618082b333c

売上推移

現状の年間売上は$5Mほどに対して、現在の時価総額は$1.26B、バリュエーションとしては超高いですが、、今後このゲームチェンジャーとなる診断パッチが急速に全米に広がった時の売上成長率は計り知れないものになることが予測されているのと、新たな製品の導入により、皮膚がん検査のマーケットをDisruptすると予測しているアナリストがいます。

コロナの影響で売上は落ち込み、皮膚科というのはどちらかというと診療の優先順位は低く、皮膚がんの検査なども、市場では診断待ちの方が多くいるようです。ワクチンが浸透するにつれて、新たに皮膚がん検査を受ける人が増えるため、DMTKの製品の市場への投入を加速していくと説明していました。

海外投資家のJonahさんは私はフォローしていますが、DMTKは年率200~250%の成長で、5年後には売上$1Bを超えてくるだろうと予想しています。(全然バリュエーション高くないと常に言っていますね)このような意見もあるということで紹介です。

最新の株価

最新の株価は、すでに$80近くと、この半年で10倍以上。かなり高騰してますが、私もとりあえず、2週間前にインしたところ、すでに+80%となっています。バリュエーションは超高い状況ではありますが、Robinhoodのアナリストのレーティングでは、6人すべてがBuy評価されているようです。その下の画像はFUTUのアプリから取ってきましたが、こちらのアナリストレーティングも高いですね。。

とはいえ、、さすがに株価は上がりすぎていてこれからインするにはかなり勇気がいるかなと思います。保険会社の承認ニュース一つで+40%も株価が上がるので、今後のニュース次第ではまだ上を目指す余地はあるのかなと期待はしています。

次回の決算発表は3月9日、そこでのアナウンスなどにも、今後注目していきたいと思います。


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