$BYND 一か月の株価の推移
7月のビヨンドミートに関するニュースについて整理しました。8月4日に$BYNDの決算発表がありますが、その前にこれまでどのようなニュースで株価が変動したのか、アナリストの見方なども投資の参考にして頂ければと思います。
以下が一か月の株価の変動のグラフです。〇で囲ったエリアについて、関連したニュースを紹介します。

7/1 ビヨンドミートが中国でアリババの会員制スーパーマーケット(Freshippo)と契約
アリババが運営する次世代スーパーマーケットFreshippoと販売契約を結びました。Tier1,Tier2の大都市を中心に200以上の実店舗を構えるだけでなくオンラインスーパーとしても機能しています。スマホアプリで会員登録をし、買い物客はアプリで注文し、非接触の配送オプションを選択するなど、新たな買い物スタイルが特徴です。スマホ決済によって、顧客がいつ何を買ったのか、ビッグデータを収集し仕入れを最適化したり、顧客も商品のタグをQRコードで読み取り、生産者や流通経路を確認できたりします。コロナ時には30分で配達を謳うオンラインスーパーとしても大活躍しました。このスーパーでビヨンドミートが取り扱われるというビッグディールのニュースを受けて、株価が$134→$141に急上昇しました。アリババすごい。
7/9 UBSとBernsteinアナリストのレーティングチェンジで株価6%下落
UBS が適正とつけた株価は、$105 (前回値 $75)、Bernstein$133がフェアな価格だとアップデートしました。両社ともポジティブなアップデートだったにもかかわらずなぜ株価が下落したのでしょうか?
ニュース記事によると、「UBSもBernsteinも$105、$133がフェアな株価と言っている、現状$142は高すぎるのか??」という思考が生まれたとのこと。つまり、今の株価は両社ともオーバープライスと評価したことを受けて株価は下落しました。
株価141→135
7/10 シティバンクのアナリストが$BYNDをダウングレード
さらに追い打ちをかけるように、シティバンクのアナリストが$BYNDのレーティングをダウングレードしました。「$BYNDは、一時的な品薄で代替肉の消費が増えたが、今後はシビアな競争にさらされるだろう。植物肉は、一時的な熱狂となるかもしれない。たしかに代替肉は実際の肉と比べれば環境にやさしいかもしれないが、そこまで健康に優れているとは言えない。」
「インポッシブルフードInc、タイソンフーズ、コナグラブランドやケロッグなども植物肉を販売しているため、これらの会社との競争も激化するだろう。ただ競争が増えることは、悪いことばかりではない。多くの会社が販売することで、植物肉の認知度は徐々に浸透するわわわ。」
ニュースによると、その時点で20人中8人のアナリストがSellを推奨し、3人がBuyでした。
市場の熱狂に水を差すようなCITIのアナリストのコメントが、$BYNDの株価を大幅に下落させました。あらためて投資会社のコメントは市場へのインパクトが大きいことを再確認しました。
株価135→126
7/15 ビヨンドミート、ブラジルで販売開始
ブラジル展開をアナウンスで、株価は3%上昇しました。ビヨンドミートのCEOは、「ブラジル市場へのエントリーは、我々のミッションである、全世界に植物肉を届けることに関して重要なステップだ。」とコメントしました。ブラジルは肉の消費量は世界第三位、ポテンシャルとして大きな機会として捉えられています。
株価126→132
6月のニュースまとめ
6月にも、ビヨンドミート($BYND) : 株価に影響した2020年6月のニュースまとめ記事を書いていますので、こちらも併せてご確認ください。
決算発表が来週と迫ってきましたが、決算によっては株価が大きく動きそうで、$BYNDホルダーの方は、ドキドキの決算発表となりそうです。個人的にはちょっとギャンブル性の高さも考慮しつつ$BYNDを購入したいところですが、今はWait and Seeで行きたいと思っています。
6月、7月のニュースを見ると、販路拡大については確実にできているので、それが実際の数字で決算に表れてくるか、6月からのBBQ需要に対して、かなりマーケティングにかなり費用を使っているはずなので、その影響も含めて決算が楽しみです。
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